About 3D Print3D印刷とは
3D印刷(レンチキュラー)とは?
人間が立体を感じるのは、視差(右目と左目で見える像の差異)によるものです。
レンチキュラーとは、この視差を利用したもので、いくつかの画像を合成して一つに印刷し、 かまぼこ型のラインレンズを通じて、左目には左目用の絵を右目には右目用の絵を見せることにより、立体に感じたり、絵が動いているようにみせる特殊印刷技術です。


3D印刷のタイプをご紹介!
レンチキュラーの効果には大きくわけて、3D(立体)と変化に分けられます。
変化はさらに4種類(チェンジング・ズーム・アニメーション・モーフィング)に分類されますが、原理は全て同じです。
弊社ではデータ合成技術の高度化により、3D+変化など複数の効果を組み合わせることもできるようになりましたが、ここでは代表的なものをご紹介します。
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被写体を立体的に表現!
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3D(立体)
POP類、ディスプレイ類、シール、カード、ハガキ、ポスター、看板(電飾看板を含む)
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異なる絵柄に変化!
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チェンジング
複数の絵柄が切り替わったり動いているように見える効果です。
情報を分けて表示させることが可能です。
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被写体の大きさが変化!
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ズーム
見る角度によって被写体がだんだん大きくなったり、小さくなったりする効果です。画像は1枚で表現可能です。
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絵柄が動いて見える!
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アニメーション
複数のコマ数により動画のように表現するタイプです。
チェンジングの絵柄1~10へ画像が変化していきます。
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徐々に別の絵柄に変化!
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モーフィング
異なる2つの絵柄を徐々に変化させるタイプです。
2つの絵柄の間の画像を生成処理したものを合成します。
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異なる3D印刷タイプを複合して変化!
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効果複合
上記の効果を複合して合成することも出来ます。
(例:3D+チェンジング、アニメーション+ズーム)
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効果的なデザインについて
レンチキュラーは通常の印刷物とは異なり、デザインやレイアウト構成をする上でいくつかポイントがあります。
これらを踏まえてデザインすることで、レンチキュラーの視覚的効果をより高めることができます。
デザイン時の注意点3Dビジュアル効果を最大限に活かすために
- 3D(立体)の場合
- 変化の場合(チェンジング・ズーム・
アニメーション・モーフィング)
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物体の前後関係(奥行き)が感じられるビジュアル・レイアウトに3D(立体)効果には、3Dに適したビジュアルと適さないビジュアルがあります。
物体の重なりがなく前後関係が分かりにくい
背景が単一色、物体が平面的表現3Dデータ作業をしてもほとんど立体効果は得られません。
物体の前後関係はわかるが平面的表現
物体の前後の重なりがあるので、遠近感は得られますが、平面層を重ねたような表現になります。
物体が立体的表現であり
遠近感がある物体自体の立体、空間の奥行きがわかりやすく、効果的な3Dとなります。
デザインの〇×ポイント・背景とメインの物体(被写体)に感覚的に距離感があるもの・飛出させる物体(被写体)は真正面からの絵ではなく、やや上下左右に振ったアングルであるもの・サブ的な物体(被写体)がメインの物体(被写体)の飛出し位置に数多くあるもの・アニメなどの線画でキャラクターの重なりがない・背景が単一色であるもの・絵柄が水平であるものはっきり見せたいものは中間層に
物体(被写体)を前か奥にすればするほど、ぼけて、ブレが大きくなります。
レンチキュラーでは、ロゴや文章な痔はっきり見えなければならないものは、中間層(±0)の位置におきます。ロゴを一番とびだせるようなデザインは避けた方が良いでしょう。(奥行きで表現したい場合はその限りではありません)
また、一番とび出せたい物体に、ロゴや文字がかかっていると、そこだけ穴があいたようになり、不自然になりますので注意が必要です。 -
絵柄の変化する位置(角度)はランダムです
残像とは絵柄が切り替わったとき、完全に切り替わらず、前の絵柄がうっすら見えてしまう現象です。輪郭が太くくっきりしたイラストや強い色目のロゴと薄い色などを切り替える時などに起こり易い現象で、切り替える絵柄の色の落差が大きい、切り替える画像数が多い、また使用するレンズの線数が細かいほどおこりやすい傾向があります。
残像について
残像とは絵柄が切り替わったとき、完全に切り替わらず、前の絵柄がうっすら見えてしまう現象です。輪郭が太くくっきりしたイラストや強い色目のロゴと薄い色などを切り替える時などに起こり易い現象で、切り替える絵柄の色の落差が大きい、切り替える画像数が多い、また使用するレンズの線数が細かいほどおこりやすい傾向があります。